高年収特化FPと学ぶ 「守りの資産運用ゼミ」 ~Low Risk, More Money~
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「老後2,000万円問題」への不安が高まる中、自分自身で年金を作る「iDeCo(イデコ)」が大きな注目を集めています。iDeCoは単なる積立投資ではなく、国が認めた「私的年金制度」であり、利用することで得られる税制優遇は他の金融商品と比較しても圧倒的です。
2026年現在は、制度の拡充により多くの現役世代が加入できるようになっており、将来の備えをしながら、今支払っている所得税や住民税を直接的に減らすことができる、非常に合理的な家計防衛術となっています。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、公的年金に上乗せして任意で加入する年金制度です。加入者自身が毎月掛金を拠出し、あらかじめ用意された投資信託や定期預金などの商品を選んで運用します。原則として20歳以上65歳未満の方が加入でき、掛金は月々5,000円から設定が可能です。
最大のポイントは、「拠出する掛金」「運用の利益」「将来受け取る時」のすべてのフェーズにおいて、強力な税制優遇が適用される点にあります。
iDeCo最大のメリットは、月々支払う掛金の「全額」が所得控除の対象となることです。通常、投資に回すお金は税金が引かれた後の「手取り」から捻出しますが、iDeCoの場合は掛金を支払うことで、その分だけ課税対象となる所得が差し引かれます。結果として、毎月の給与から天引きされる所得税や、翌年支払う住民税を直接的に安く抑えることができます。
通常の証券口座で投資信託などを運用した場合、得られた利益(売却益や配当金)に対しては約20%(20.315%)の税金が課されます。しかし、iDeCoの口座内で運用して得られた利益については、どれだけ増えてもすべて非課税となります。
たとえば、運用で1万円の利益が出た場合、通常は税金で約2,000円が引かれてしまい、手元に残る8,000円しか次の投資に回せません。しかしiDeCoなら、税金で引かれるはずだった2,000円も含めた「1万円全額」を、そのまま次の投資の元手(再投資)に回すことができます。
このように「利益が新たな利益を生み出し、雪だるま式にお金が増えていく仕組み(複利効果)」を、税金に邪魔されることなくフル活用できるため、運用期間が長くなればなるほど、将来の受け取り額に数十万〜数百万円単位の圧倒的な差となって現れます。
iDeCoで積み立てた資産は、60歳以降に「年金(分割)」または「一時金(一括)」として受け取ることができます。この受取時にも手厚い税制優遇が用意されています。
年金形式で受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金として受け取る場合は「退職所得控除」が適用され、勤続年数(iDeCoの加入期間)に応じた一定額までは税金がいっさいかかりません。
iDeCoの節税効果は、加入者の「年収(適用される所得税率)」によって大きく変動します。日本の所得税は累進課税制度をとっているため、所得が高い人ほど高い税率が適用され、その分だけiDeCoによる節税効果も跳ね上がります。
節税額の計算式は、非常にシンプル。
【年間の掛金 ×(所得税率 + 住民税率10%)= 年間節税額】
以下は、毎月の掛金を2.3万円(年間27.6万円)とした場合、「自分の年収だと、掛金に対して合計何%の税金が戻ってくるのか(安くなるのか)」を表したシミュレーションです。
| 年収 | 適用される税率の目安 (所得税+住民税) |
年間節税額(目安) |
|---|---|---|
| 400万円 | 15%(5%+10%) | 約4.1万円 |
| 600万円 | 20%(10%+10%) | 約5.5万円 |
| 800万円 | 30%(20%+10%) | 約8.2万円 |
| 1,000万円 | 33%(23%+10%) | 約9.1万円 |
| 1,200万円 | 43%(33%+10%) | 約11.8万円 |
※シミュレーション参照元:
・イオン銀行コラム(https://www.aeonbank.co.jp/column/ideco/kaisei/keisan/)
・東証マネ部!(https://money-bu-jpx.com/news/article058448/)
このように、計算の根拠となる「税率」を知ると、年収400万円の方でも年間約4.1万円(掛金の15%分)、年収1,200万円クラスになれば年間で約11.8万円(掛金の43%分)の税金が軽減される仕組みがわかります。これは利回り換算すると、投資元本に対して「非常に高いリターン(利回り)」が約束されていると言い換えることができます。所得が高いほど、老後資金を貯めながら手元に残る現金を効率的に増やすことができるのです。
多くの会社員の場合、会社の「年末調整」だけで手続きが完了します。毎年10〜11月頃になると、国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」というハガキが届きます。このハガキを添付し、年末調整の書類(給与所得者の保険料控除申告書)にある「小規模企業共済等掛金」の欄に1年間の合計掛金額を記入して会社へ提出するだけです。
自営業者やフリーランスの方、または会社員でも「医療費控除」や「住宅ローン控除の初年度」などで確定申告を行う場合は、確定申告書にiDeCoの拠出額を記載して申告します。申告書の「小規模企業共済等掛金控除」の欄に支払った掛金の合計額を記入し、払込証明書を添付します。
なお、会社員でうっかり年末調整での申告を忘れてしまった場合でも、後から自分で確定申告(還付申告)を行えば、遡って税金の還付を受けることが可能です。
iDeCo(イデコ)は、老後の資産形成をしながら「掛金の全額所得控除」「運用益の非課税」「受取時の税制優遇」という3つの強力なメリットを享受できる、非常にバランスの良い節税対策です。
iDeCoのほかにも、サラリーマンや個人事業主が「手取り」を増やすための効果的な節税対策は数多く存在します。ふるさと納税やNISA、さらには各種所得控除をフル活用する方法など、自分に合った対策を組み合わせて、賢く資産を守り、増やしていきましょう。以下のページでは、節税対策の種類や手取りを増やす方法を解説していますので、あわせて参考にしてみてください。